YC W15 卒業スタートアップ: オンラインデリバリーを賢くする『Trackin』
※Y Combinator(YC)
優秀なスタートアップを生み出すことで有名なアクセラレーター(ただしYCは自身をシードファンドと位置づけている)。
ここではY Combinatorを2015年3月に卒業するスタートアップを順次紹介。(ソースはこちら)
オンラインでデリバリーを頼んだのにいつまでたっても届かない。これは待つべきかもうキャンセルしていいものか、あとどれくらいで届くのだろう・・・などと悩んだことはないだろうか。そんなとき、Trackinを使ったレストランから注文していれば、今自分のご飯がどこにあるかすぐに見ることができる。
『Trackin』はデリバリーに必要なあらゆる機能を持つシステムだ。レストランのマネージャーは、配達エリアを決めドライバーの情報を追加すれば、あとはメニューやレストランの情報などを追加するのみ。注文が入れば自動的にドライバーのアプリに情報が送られ、どこに何を届ければいいのか最適なルートとともに示してくれる。
レストラン側では常に注文とドライバーの管理ができ、GrubHubなど外部のプラットフォームを経由した注文も一元管理が可能。配達が遅れた際には自動的にお詫びメールを送るなど、細かい顧客対応にも対応している。
料金は配達1回にあたり$0.3、『Trackin』の注文システムを使用した場合は5%が手数料となる。既に複数のレストランで導入されており、ドライバー1人月あたりの配達数が40増加、さらに平均15%も売上が上がったという。