Innobeat

シリコンバレーから、アメリカを中心に世界中のスタートアップ情報を発信します。

Startup

夢の電話と謳われたスマートフォン『Saygus』

Saygus スマートフォンデバイスの出荷台数においては、アジア勢の強さが目立つ。TrendForceが発表した2014年のメーカー別出荷台数ランキングによると、2位につけているAppleを除いて1位から10位まですべてが中国・韓国・日本メーカーだ。 ここに新たな挑戦を…

気分をコントロールするデバイス『Thync』

Thync 何を考えているのかがわかる、というのはSFや超能力の世界でよく取り上げられるテーマだ。もしこれが実現すれば、人間にとって大きな課題であるコミュニケーションの問題などはすぐに解決してしまうだろう。 『Thync』は考えを読み取るわけではないが…

従業員の健康増進を促進・管理するためのプラットフォーム『Jiff』

Jiff アメリカはもちろん、日本でも医療費の増加は大きな社会問題だ。その負担や影響は国民に直接かかるだけではなく、企業にも及んでいる。また従業員が健康であることが収益性の高い企業を作る、という概念は国を問わず深く浸透しており、これも企業にとっ…

データ通信を世界中に届ける『Pangea Communications』

Pangea Facebookが主導している「Internet.org」やGoogleによる「Project Loon」は、いずれもいまだインターネット環境が届いていない地域へ届けるためのプロジェクトだ。これはただ社会貢献というだけではなく、世界中の人々へ自社のビジネスを届けるための…

動画を中心としたコミュニケーションを生み出す『Storygami』

Storygami Webサイトトップにある上記の文、「次世代の動画」と見て何を想像するだろうか。3D映像やVRの進化による次世代を想像することもできるだろうが『Storygami』のFounder達が考えたのはコンテキストを持つ動画であるそうだ。 『Storygami』は、動画…

株式取引を身近にする『Robinhood』

Robinhood あらゆる業界において、技術を武器にしたスタートアップが既存のプレーヤーを相手に価格破壊へ挑戦している。以前紹介した『CoinPip』も手数料が高いという問題を抱える海外送金サービスに挑戦していたが、『Robinhood』は株式売買の世界に価格破…

YC W15 卒業スタートアップ: ドローン利用を身近にする『DroneBase』

DroneBase Amazonの参入など話題が尽きないドローン。だが、見るからに操縦が難しそうなイメージはないだろうか。以前紹介したように障害物を自動的に避けるなど技術的なソリューションも生まれつつあるが、まだしばらく個人の熟練度が必要になるだろう。 『…

YC W15 卒業スタートアップ: 新たな治療法を確立する『Zenflow』

Zenflow Y Comninatorに参加するスタートアップはインターネットに関連した事業を行っているとは限らない。今回発表したスタートアップの中には、化学製品の新たな開発方法を研究しているものや新薬の開発をしているものもあった。 『Zenflow』もその1つで、…

YC W15 卒業スタートアップ: 商業ビルをスマートに管理する『Build Science』

BuildScience Googleに買収されたNestなど、スマートホームに関する商品は次々と開発されている。温度湿度等環境の管理から防犯、色を調整できる電球などその種類は様々だが、間違いなく今後のトレンドになるといえるだろう。同じように商業ビルでもインター…

YC W15 卒業スタートアップ:レストランの味を家で再現する 『Cinder』

Cinder IoTの波はキッチンにも到来しており、今回のYC Demo Dayではこの『Cinder』と真空調理法のためのハードウェア『Nomiku』が発表された。どちらも既存のキッチン用品をITにつなげただけではなく、新たな調理の形を提案している点が面白い。 『Cinder』…

YC W15 卒業スタートアップ:駐車場探しのイライラをなくす 『Smarking』

Smarking 公共交通機関が発展していないアメリカでは、車が生活の手段だ。ただその車にも、駐車場が見つからないという欠点がある。サンフランシスコのように狭い都市では駐車場代だけでもかかってしまうため、UberやLyftなどのシェアライドが流行っていると…

YC W15 卒業スタートアップ: 家にいながら処方薬を受け取れる『NimbleRx』

NimbleRx 体調が悪いとき、やっと診察が終わったと思ったら今度は薬をもらうまでに長蛇の列…そんな経験をしたことはないだろうか。あるいは、出勤前に病院に寄ったけど薬を受け取るまでの時間を取れなかった、そんな経験もあるかもしれない。 そんな問題を解…

YC W15 卒業スタートアップ: 医療現場の効率化を促す『analyticsMD』

analyticsMD 病院に行くと医師は忙しそうでなかなか話をする時間がない。そんな不満はどの国でも同じ。3分診療などと揶揄する言葉もあるが、それは医療スタッフが悪いわけではないはずだ。 この問題をテクノロジーで解決するのが『analyticsMD』である。こ…

YC W15 卒業スタートアップ: ロボットの目を持つレジ『mashgin』

Mashgin 最近日本でもたまに目にすることがあるセルフレジ。グローバルでは2012年に17万台が導入されており、日本だと西友が既に2014年末時点で40店舗に導入している。私の住むエリアにもいくつかのスーパーではセルフレジを見かけることがあるが、導入コス…

YC W15 卒業スタートアップ: 身体の一部となるテクノロジー『Stanford Cyborg』

Standard Cyborg 義足を手に入れるまでに必要な費用はいくらかと言われて、すぐに答えられる人はどれだけいるだろうか。日本では国による保護があり月額上限が定められているようだが、実際の費用は数十万円から数百万円になるそうだ。 この問題に対して最新…

YC W15 卒業スタートアップ: 安全な自転車走行を実現する『Vanhawks』

Vanhawks IoTの流れが乗り物へも迫りつつあるのは周知の事実だ。車の自動運転に関しては自動車メーカーはもちろん各社がしのぎを削っている。日本の都市ほどではないもののアメリカでも流行っている自転車へ、その流れがたどり着くのも想像に固くないはずだ…

YC W15 卒業スタートアップ: 会話をしながらレストランを探す『Luka』

Luka AIの進化は非常に早く、既にコールセンターなど顧客対応を行う実験では、実際の人間が話しているのかAIをベースとしたコンピュータが話しているのか、判別できなかったという実例もある。『Luka』はそれを応用し、人間が打ち込んだ自然な文章からレスト…

YC W15 卒業スタートアップ: お世話になりたくないサービス『Rescue Forensics』

Rescue Forensics アメリカでは毎年10万人のもの子どもが人身売買の対象とされ、その多くが児童買春の対象にされるという。とはいえこの数値を見ても、日本であればこれがスタートアップの事業領域になるとはなかなか考えられないだろう。それを実現したのが…

YC W15 卒業スタートアップ: 新たな交通機関のあり方を提案する『Chariot』

Chariot アメリカの公共交通機関には時々驚かされる。先日訪れたテキサス州のオースティンでは、朝の通勤時間の路面電車が20分遅れになっていたほどだ。(ちなみに30分に1本しか来ない電車だった) そんな交通機関を新たに生み出そうとするのが14人乗りのVan…

YC W15 卒業スタートアップ: VRの可能性を広げる『InsiteVR』

InsiteVR VRといえばゲームで利用されているイメージが強いかもしれない。ドローンなどと同様、今後どのように利用されるのかが模索されている技術の1つだろう。 InsiteVRは主にデザイン領域におけるビジネス利用を提案する。住宅デザインの際などに使われる…

YC W15 卒業スタートアップ: オンラインデリバリーを賢くする『Trackin』

※Y Combinator(YC) 優秀なスタートアップを生み出すことで有名なアクセラレーター(ただしYCは自身をシードファンドと位置づけている)。ここではY Combinatorを2015年3月に卒業するスタートアップを順次紹介。(ソースはこちら) Trackin オンラインでデリ…

Fantasy Sportsをより身近にする『Draft』

Draft Fantasy sportsというゲームをご存知だろうか。決められたルールにしたがって実在の選手で架空のチームを作り、実際に選手が挙げた成績によってチームの得点を決めるというゲームだ。その得点で順位を決めたり設定された相手との勝敗を決めたりするの…

次世代のインスタントカメラ『Prynt』

Prynt かつてインスタントカメラやチェキのようにすぐにプリントができる写真が流行していたのを覚えているだろうか。プリクラもこの流れから生まれたものだろう。そして現在、スマートフォンによるセルフィー(自撮り)が大きなブームとなっている。 この2…

動画プラットフォームの新星『Vessel』

Vessel 通信速度の改善とともに動画コンテンツの重要性が叫ばれるようになって久しい。動画コンテンツのプラットフォームといえば、Youtubeや日本でも若い世代を中心に普及しているVineが挙げられる。 ここに新たなプレーヤーとして登場したのがVesselだ。月…

Rock Healthのポートフォリオをまとめてみた~その1

※Rock Healthとは ヘルスIT系に特化してスタートアップへの投資を行うインキュベーター。パートナー企業としてGEやHarvard Medical Schoolなどが名を連ねる。 1. Accountable Accountable オンライン上でのHIPAA(Health Insurance Portability and Accounta…

Bitcoinを身近な問題の解決に応用する『CoinPip』

CoinPip Bitcoinという名前を耳にしたことがない人はもう少ないかもしれない。興味はあるものの、どのように自分の生活に影響するのかイメージがわかない、と私自身が正直な感想として抱いていた。 低手数料での海外送金を実現する『CoinPip』は、一見Bitcoi…

会員専用、月々定額で飛行機乗り放題の『Surf Air』

Surf Air アメリカは広い。カリフォルニア州だけでも南北に約1300kmという広さである。(日本だと東京から福岡までが約1000km)日本と異なり鉄道網が発展していないアメリカでの主な移動手段は車と、飛行機なのだ。 その飛行機業界にイノベーションを起こし…

IoTデバイスのセキュリティ対応を促す『Bastille』

Bastille ガートナーの調べによると、2014年には37億台のIoTデバイスが使用されている。そしてその使用者の6割を占めるのが個人ユーザーだ。先日のCES2015でも話題になっていたように、この流れは加速すると予測される。 この流れに対して警告するのが『Bast…

ドローン向け人工知能を開発する『Skydio』

skydio Amazonが発表したドローンを利用する配送サービスは、早ければ2015年よりスタートすると言われている。このニュースを耳にして最初に考えるのは、その正確性と安全性だろう。それを補いうるのが『Skydio』の開発するソフトウェアだ。 Co-founderの2人…