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YC W15 卒業スタートアップ: ロボットの目を持つレジ『mashgin』

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Mashgin

最近日本でもたまに目にすることがあるセルフレジ。グローバルでは2012年に17万台が導入されており、日本だと西友が既に2014年末時点で40店舗に導入している。私の住むエリアにもいくつかのスーパーではセルフレジを見かけることがあるが、導入コストやセキュリティ面での不安等からあまり普及が進んでいないようだ。

そんな中、これが実用化されれば普及スピードは上がるのではないかと思わせるのが、『mashgin』のセルフレジだ。いちいちバーコードを当てる必要はなく、デバイス上に置かれたものを重量計測及び3D認識により正確に認識、そのまま決済ができるのだという。

現在行っているテストでは98%の精度で認識することが出来、Googleを含む1万件以上の食堂を運用するCompass Groupと提携し、今年から試験導入することが決まっている。

Co-FounderであるCTOはトヨタのHumanoid Robotics Labやベル研究所でコンピュータービジョンを研究、同じくCo-FounderであるCEOはYahooやMicrosoft, Facebookで機械学習やデータサイエンスに関する仕事を行っていた。コンピュータービジョンとはロボットが持つ目に関する研究を行うそうなのだが、ロボットの目を持つレジと考えればこのデバイスをイメージしやすくなるかもしれない。

※参考記事:Mashgin aims to shorten the cafeteria line with computer vision | Gigaom