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YC W15 卒業スタートアップ: 安全な自転車走行を実現する『Vanhawks』

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Vanhawks

IoTの流れが乗り物へも迫りつつあるのは周知の事実だ。車の自動運転に関しては自動車メーカーはもちろん各社がしのぎを削っている。日本の都市ほどではないもののアメリカでも流行っている自転車へ、その流れがたどり着くのも想像に固くないはずだ。

『Vanhawks』はナビゲーションをスマートに実現しながら安全のサポートを行う自転車を提供する。既に昨年5月にKickstarterで$820Kを調達し、予定からは遅れたものの2015年にこの支援者に対しては商品の発送を完了。今月実施したシードラウンドでは2000年のシドニーオリンピックでトライアスロンの金メダリストであるSimon WhitfieldやY Combinatorが出資した。

車体はカーボンで作られており、そこにジャイロスコープや加速度計、スピードセンサーなどあらゆるセンサーが埋め込まれている。後方に障害物が接近するとハンドル部にアラートが上がったり、スマートフォンの地図を直接見なくてもあらかじめ選択したコースの方向へ方向指示が出たりと、安全にこだわった作りだ。

現在もサイトから購入することができ、1台が$1249から。自転車通勤を始めようかと考えている方は是非選択肢の1つにいれてほしい。